2002年1月28日

ジョニーウォーカー初日のインタビュー

ジョニーウォーカー・クラシック初日。この日8オーバー80と大叩きをしてしまった石垣選手ですが,ホールアウト後、ゴルフチャンネルに電話インタビューで登場しました。
実況はいつもの薬師寺広アナウンサーと、石垣選手の師匠でもある小山武明コメンテーターです。

【放送開始直後】

薬師寺:日本人選手が,石垣聡志,国吉博一,小林正則。「がんばれ!チームジャパン」という激励メール,そしてファックスを大募集したいと思います。
小山:ちなみにリーダーボードには,たぶんこれから先,SATOSHI ISHIGAKIで出てこないと思います。SUSHI ISHIGAKIで出てくると思いますが,この辺のところは画面がぶっこわれてる訳ではなくて。石垣聡志,アジアの登録名がSUSHIで出てますんで,そのままヨーロピアンのツアーブックにもSUSHIで登録してます。ですから,アジア・ヨーロッパに関しては,SUSHI ISHIGAKIで登録されていますんで,それは間違ってないということで。
薬師寺:SUSHI ISHIGAKIは,ヨーロッピアン・ツアーの準メンバーになってまして,賞金ランキングに載っているんですが,2試合消化して現在108位という位置にいます。
小山:南アフリカの試合に2試合でれなかったもんですから,順位がどんどん下がりましたけど。
薬師寺:まあそうですね,それは仕方ないです。でもこのジョニーウォーカーは高額賞金,優勝すれば24万4千ユーロ,2,900万円というビッグボーナスですからね。
小山:いままでかつて,ビッグボーナスを手にしたことのないSUSHI ISHIGAKIですけども,今週がんばってもらいたい。
薬師寺:そうですね。

【放送開始から2時間経過】
薬師寺アナから桜田アナにチェンジしたところに,オーストラリアから電話がかかってきます。

桜田:あ,電話が入ったようですよ。誰ですか?
小山:SUSHI ISHIGAKIだと思います,たぶん。
すし:もしもし!
桜田:もしもし?
すし:はい。
桜田:こちら,ゴルフチャンネルです。
すし:あ,こんにちは。
小山:もしもーし!もしもーし!もしもーし!
すし:タケ小山さんですか。
小山:まったくその通りです。
すし:日本の恥さらしの石垣です。
桜田:いやよかったよかった,一時はどうなってるかと思いましたよ,お待ちしてました。お疲れさまでした,ゴルフチャンネル桜田がやっております。
すし:あ,どうも。
桜田:しびれを切らしていた薬師寺アナと,たった今代わったところなんですけど。
すし:ああそうですか。(笑)

【今日のプレーについて】

桜田:ええと,画面で見ている限りでは,午前中はちょっと穏やかだったのかなと思うんですけども,ちょっとスコアの方は,元気がないようですね。
すし:スコアですか?元気いっぱいじゃないすか。(力のない笑い)
桜田:うーん,今日は10番スタートですよね。ちょっと今日のプレイ,簡単に振り返ってもらえます?
すし:あのー,練習ラウンドで,グリーンがめちゃくちゃ固くて,速くて,警戒しすぎましたね。ちょっと今日になってからだいぶ止まったり。
桜田:じゃ,そろそろっと攻めすぎたって感じですか?
すし:手前からショート目に警戒しすぎて,失敗しましたね。
小山:展開の読み違いっちゅうやつですか?
すし:ああもう,まったくですね。
桜田:練習日のほうが固かった?
すし:もうめちゃくちゃ速かったです,固くて,速くてもう。今日になったらスピードもそんなにないし。
桜田:えー,そんなことあるんですね。それ,午前だからってことありますかね。
すし:いやいや,多分昨日のプロアマぐらいから,ちょっとグリーンがおせえなっていう。プロアマやってないですけど,練習した感じだと,だいぶ遅くなってるなっていうのはありましたけどね。
桜田:遅くなった。小山さん93年に向こうへいってらした時,パースの方はプレーされましたっけ?
小山:しましたよ。この(カリンヤップCCの)近くのバインズっていうゴルフ場があると思いますけどね,石垣選手。
すし:はい?
小山:知らないと思います。
桜田:その時は?
小山:固かったですね,やっぱりね。基本的にこのへんは固いですか?,グリーンは。
すし:はい?あっ,僕ですか?
小山:そうですよ。
すし:ははは,いや僕はオーストラリアは2回目なんで。
小山:試合は何に出てましたっけ?
すし:いやいや,Qスクールを受けましたんで。
小山:あ,そうですねー,Qスクール行きましたねー。

桜田:はいはいはい。ということは,オーストラリアでのプレイは2回目,ただQスクールは,もうちょっと当然東のほうでしょ?
すし:えっと,ブリスベン。
小山:ああブリスベン,全然違いますもんね。
桜田:やっぱ感じ違いますよね。
すし:あー,いや,共通してることは,スコアが悪かったってこと。どういうわけか。
小山:どういうことですか?スメイルも1番トリプルで出てますけど,今日の1番ホール,トリプル多いんですけど皆さん。
すし:ほんとですか?
小山:はーい。
すし:ちょっと安心。
桜田&小山:(笑)
すし:なんか中途半端に,風の計算ができないというか,練習場とまた別の風が,練習場が隣にあるんですよ。
小山:はい。
すし:それが左から吹いてるんですけど,なぜかティーに行くと右から吹いているような,いろんな錯覚が。ライナーとか打っちまえばいいんですけど。
小山:ライナーをね?
すし:最近,ちとライナー練習してなかったんで。
小山:あー,それいかんですね。
桜田:なんかその,呂さんとか謝さんとかにならったらいいような感じの,そういうショットですね?
小山:やっぱ成田からは,京成ライナー出てますからね?これに乗って帰んないとダメだと思うな。
すし:ライナー打とうとしたらフライになったっていう。で,風に流されてどっかいっちゃったっていう,そんな感じですね。
桜田:一応じゃあ苦労はしてるわけですね。
小山:苦労,苦労してる...(笑)
すし:みんな苦労してますけどね。
小山:そこ,ホテルで今テレビやってないですか?チャンネル7。
すし:テレビ?やってないすね,なんかバナナの漫画やってましたけど。バナナのB1とB2っていうの。
小山:なんか日本から応援ファックスいっぱい入ってましてね,石垣プロに。
桜田:期待は一身に。でも今回は,国吉プロ,小林プロも回ってますよね。
すし:どうだったんですか。彼らは。
小山:国吉選手はフィニッシュしてますよ,3オーバー。
桜田:国吉選手が3オーバー,それから小林選手が先ほどまでで5つ落としてるんですかね。4オーバーでとどまってます。
すし:ハーフターンで小林くんに会った瞬間に,トリプル打ちましたからね。
桜田:すれ違ったんですね。
すし:相性が悪いですねこれ。(笑)
桜田:そういうことを言わないの,そういうことを!
すし:(笑)いやいや,そんなことないすけど。
小山:小林選手は今日は赤でしたか?やっぱりウエアは。
すし:いや,分かんないすね,そんな。
小山:石垣選手は今日何色ですか?
すし:僕ですか?えー,三号艇の色です。
小山:ああ,三号艇は赤。
すし:赤のシマシマで。
小山:赤のシマシマ三号艇ですね。
桜田:ちなみにあの,小山さんがなぜ小林プロが赤かと言ったかというのは,みなさんお分かりかと思いますけど,和製タイガーと呼ばれているからっていうことなんでしょ?
小山:とりあえずね。
すし:小林くんがですか?
桜田:なんかスイングが似てるらしいですよ。
小山:石垣さん,聞いたことないですか?和製タイガー。
すし:いや,ないですね。
小山:そりゃおかしいなあ。あんまりSUSHI ISHIGAKI選手は日本にいませんからね?アジアいっちゃってますから。
すし:はあー。
小山:はーじゃない,君のこと言ってる。

【日本人ギャラリーについて】

すし:いやー今日,日の丸の旗を持ってきてくれたギャラリーの方がいたんですけど。
桜田:うわー!それ嬉しいですね。
すし:そこでですね,僕バーディとったんですよ。数少ないバーディを。
桜田:ボール差し上げました?
すし:ボールはもちろん差し上げました。
桜田:あー,素晴らしい。
すし:そしたらですよ。
桜田:あっ,ちょっと待ってください,10秒後にコマーシャル入りますんで。
すし:あ”~~~~!
桜田:詳しい話はコマーシャルの後にお願いします。

【コマーシャル終了後】

桜田:画面は引き続き,2002年ジョニーウォーカークラシックをお届けしています。音声のほうは,今回日本から3人の選手が参加していますが,すでに午前の部でホールアウトしている,石垣聡志こと,SUSHI ISHIGAKIプロに話を聞いております。お待たせしました石垣さん。
すし:はい。
小山:面白い話の続きを。
桜田:そうですね,その前に一応ここから聞き始めた人のために。ごめんなさいね,初日8オーバーと,ちょっと崩れておりますけども,どうですか,これまだ十分巻き返せますよね。まずその話を聞いておかないとね。
すし:みんな,これは多分(他のプレイヤーも)スコア崩してると思って,最後まであきらめずにやった結果なんですけど,これが。
小山:分かります!その気持ち。
桜田:その難しさっていうのは,またちょっと後でもう一回話を聞くとして,先ほど話途中になったんですけども,日本の旗を持ってきてくださった日本人らしい方がいらして,その人がいたところでバーディをとって,ボールを差し上げたという話でしたね。
すし:そう,でかい国旗をね,ほんとに2メートルぐらい幅があるような。
桜田:えー!すごいですね。
すし:これは日本だっていう感じの旗を持ってきてくれて,ボールをあげたらですね,「あ,もう全部ついて回る」とかって言ってくれたんですよ。もう嬉しくて,嬉しくて。
桜田:それ何番ホールぐらいですか?
すし:ええとー,11番でバーディとって,11,12と見てくれて。で,13番のティーショットがアップヒルで上ってるんですけど。僕あの,ティーショットが芯食ったんですけど,あのー,球が低くて土手に当たったんですよ。
桜田:え?
すし:目の前の土手にあたって,他から,ギャラリーの方から見るとゴロみたいに見えると思うんですけどね。それを見た瞬間にいなくなっちゃいました。
小山:うっはははは。
桜田:旗ごと?
すし:はいもう,全部。
桜田:それ何人ぐらいいらしたの,一人だけ?
すし:いや2人,夫婦らしき方が来て。
桜田:男女のカップルで。じゃ近くに住んでらっしゃる日本人の方だったんですね,間違いなくね。
すし:そうでしょうね。
桜田:まあ,ちょっと遠くからかもしれないですけど,まあパース近郊の方だったんでしょうね。
すし:ショックでそのホールはダボでしたね。
小山:いや,見てたから迷惑かけちゃいけないって,思ったんじゃないですか,ギャラリーの方は。
桜田:心優しいギャラリーっていうのは,そういう気持ちになることありますよね。応援したいんだけど,自分たちがなまじ出しゃばって,おっきな国旗をもってったがために,プレッシャーをかけすぎたかなと思って,ちょっと引いたんですよ。でもね,きっと遠くで見続けたと僕は思いますよ。
すし:(笑)
桜田:僕だったらそうしてる。旗をうまくかくしてプレッシャーをかけないようにして,遠くから木陰かなんかからずっと見てましたよ,きっと。
小山:カンガルーと一緒に見てたんじゃない?
桜田:跳びながら?
すし:星飛雄馬のおねえさんのように。
小山:おねえさんのようにね。
桜田:昔の古葉監督みたいにね。
すし:涙を流しながら。
小山:そう。親父がいつもアレだからね,テーブルひっくり返しちゃう。

【すし石垣の登録名について】

桜田:ちゃぶ台?(笑)すみませんね,話が展開しますけど,SUSHI ISHIGAKIこと石垣聡志プロですけど,これあのー面白い話になるかどうか分かんないですけど,今あの地域別にワールドランキング出しているところから,我々のところに資料を届けてくれるところがあるんですよ。
すし:はい。
桜田:でね,石垣さんの名前があったんですよ。日本のJGTOに所属してる選手のランキングという形で,そこにですね石垣さんの名前が二つありましてね。
すし:2つ?(笑)
小山:笑ってる場合じゃないんだよ君。
桜田:何故かというと,SATOSHI ISHIGAKIっていう名前と,SUSHI ISHIGAKIっていう名前になってるわけですよ。
すし:(笑)
小山:別人だと思われてるんだよ。
桜田:そういうことです。だから石垣プロの場合は日本の例えばチャレンジツアーとか,過去回っていたレギュラーの時とかっていうのは石垣聡志の登録名でしょ?
すし:はいはい。
桜田:で,アジアに出るとき,それから今回のようにコンサンクションのイベント,これからヨーロッパにチャレンジしてくれると思ってますけども,そういう時はSUSHIの名前になってるでしょ?別人扱いになってる訳ですよ。
小山:別人だね,SUSHIとSATOSHIと。
すし:今年の日本の試合,すし石垣でエントリーしたんですよ。
小山:だめだって言われた?
すし:そしたらですね,なんか名前に関して会議を何回も開いて,「なんで,すし石垣という名前を使うんだ?」みたいな風に,なんか半分怒られるような感じで。
小山:そんなこと言ってんですか日本は!でも大丈夫?OKになったの?
すし:いや,わかんないです。
小山:それはダメだなあ。すし石垣じゃないと困るなあ。
すし:なんかもう,4回くらい会議したみたいですよ。
小山:4回じゃ足りないんだね,10回くらいしないと。
すし:足りないんですね。やっぱり世界のすしですからね。
小山:世界のすしだからね。(笑)
桜田:何が問題なんでしょうね。
すし:何でしょうね。
小山:今もうあれですよ,現地の(ゴルフチャンネルの実況担当の)レントン・レイドローさんが,「スシ・イシガキ」て言ってましたよ。スシはやっぱ世界共通語になってますからこれ今。
すし:(笑)
小山:これJGTO認めない場合は,ワールドツアーのサンクションから外れるっていうこともあり得るね。
すし:あー,あるでしょうねえ。外れちまえよ!
桜田:まあそう言わないで。でもね,スシさん,スシくん。思うんですけど,じゃあなんでタイガーはいいの?って聞いたらいいんですよ。
すし:そうですよ。
桜田:よく考えてください,タイガー・ウッズっていうのも,元々本名じゃないですから,まあなんていうか,アメリカなんかそういうの常識中の常識ですよね。
小山:ウッディー・オースチンなんて,なんなんですかあれ。ウッディーだとかタイガーだとか。
桜田:ファジー・ゼラーだってそうですよ。ファジーなんてあれ本名じゃないですからね。そういうのきちんといくらでも調べて僕あげますから,対抗する手段あげますから,今度相談しましょう,その件に関しては。これがね,他人に不快を与えるとかそういうことだったら,僕は禁止すべきだと思うけども。
すし:不快を与えたんですかね。(笑)
桜田:そんなことない。世界に飛び出そうっていう時に,すしっていう名前は,僕はいい発想だなって思って,応援してんですよ。
すし:はい,僕も気に入ってるんですけどね。
桜田:すいません,もう1回コマーシャルいかせてください。
すし:はい。(笑)

【コマーシャル終了後】

桜田:2002年ジョニーウォーカー・クラシック初日の模様を,今日は4時間に渡ってお伝えします。ちょうど半ばを過ぎたところで,今日午前プレーを終えたばかりの石垣聡志プロこと,この場合はコンサンクション・イベントですから,SUSHI ISHIGAKIプロっていう風に呼ぶのが正しいと僕は思ってるんですが。
小山:僕は基本的には,先ほど前半の薬師寺アナも,SUSHI ISHIGAKIこと石垣聡志と言ってましたけど,僕はもうSUSHI ISHIGAKIで通したほうがいいと思うんですよね。本人に聞きましょう,どっちで通してほしいのか。
桜田:ずっと話を聞いてますけど,はいどうぞ!
すし:えー,スシでお願いします。
桜田:あの,もうでもあれでしょ仲間がアジアでも出来てきて,「おーいスシ!」なんて呼ばれて振り返れるようになったでしょ?
すし:いやもう,けっこうスシの名前は有名ですよ。(笑)
小山:有名でしょう?
すし:いや,そんな訳ないんですけど,けっこうあの覚えてくれますね。
桜田:そんな訳なくてもいいんですよ。それで名前負けしてるって言われないように,本人もやっぱ頑張ろうと思うでしょ?そういうとこってありません?
すし:そうですねえ。そう思いますよ。
小山:そりゃ江戸時代から続いている日本の文化だからなあ,スシっていうのは。
すし:そうですよー,もうお寿司やさんに悪いですよね,頑張んないと。
小山:全国寿司屋協会だってこれ大変。もうねえ今シーズンは寿司のヘッドカバー作るからね,私たちチームは。俺が段取りつけてやるから。
桜田:ウニが乗っかってる軍艦のやつとか?
小山:もうキャディーに,「ウニのドライバー!」とか。溶けちゃうからね。
桜田:これアイアンカバーもつけたら面白いですね。
小山:僕たちが話しちゃダメなんですよ,すし石垣さんに話してもらわないと。
すし:アイアンに,そうだ,ネタを書いてましたけどね。
小山:昔?
すし:2年ぐらい前まで。
小山:2年ぐらい前,フロリダの合宿の時に,君はスシだから,アイアンは全部すしネタで,アイアンのブレードに全部書かせましたから,僕は。
桜田:うわー。ちなみに3番アイアンは?
小山:3番はサンマだったよね?
すし:サンマですね。
小山:9番アイアンは,イカです。
すし:あれ?キュウリだからカッパじゃなかったでしたっけ?
小山:あ,カッパかな?
桜田:じゃあ,ピッチングが10番アイアンだから,ちょうどイカとか。
小山:そうですよ。
すし:サンドウェッジがスピンがかかるようにエビ。エビのように戻る。
小山:エビスピンっていうの流行ったね,そういえばね。
桜田:カニスピンっていうのありましたけどね,横にいくやつ。
小山:あ,カニスピンは僕が考えたんです,石垣さん。
すし:そうですね。
小山:で,7番アイアンだけは奈々子って書いてありましたね。これ,松島奈々子から来てるんですけどね。
桜田:個人の趣味が入ってる訳ですね。
小山:非常に今日はいい放送になってます。
桜田:すいませんねもう。テレビを聞いてらっしゃる方も,唖然として,開いた口が塞がらないで,他のチャンネルに変えた方も...
小山:開いた口が塞がらないところに寿司を入れてくれればいいんですよ。
桜田:あー,素晴らしい落ちをつけてくれて。
すし:けどですねえ,タケ小山さんの解説は人気ありますね,どこ行っても。
小山:そりゃあなんか,石垣さんのゴルフと同じように人気ある訳ですよね。
すし:それはないですけど。
小山:ここからまくってもらわないと困るもんなあ。

【コースのコンディションについて】

桜田:でもね,本当にまあ,もうちょっとゴルフの話に戻ろうと思うんですけど,いいですか?
小山:いいですよ。
すし:はい。
桜田:やっぱりね,その期待のすし石垣プロが8オーバー叩いちゃうこのコースのコンディションっていうのは,やっぱり本人の口から聞いておきましょう,もう1回。
小山:もう1回ね。
桜田:ねえ。これはやっぱりかなりハード?
すし:いや,かなりでもなかったんですよね。もっとハードなつもりで,気持ちは準備してたんですけど。
桜田:練習の時は,はねてしょうがなかったのが,思ったよりはねなかったりとかって話してましたよね。
すし:ええ,そうですね。グリーンのスピードがまず遅くなってますね。それは間違いない。
桜田:刈らなかったんですか?水でもまいたんですか?
すし:ああ,水まいてましたね。
小山:水はまいたでしょうね,これね。
桜田:ただまあ,これくらいのグレードの大会になってくると,初日にまいたらそれ以降まかなかったりすることもありますよね。
小山:普通はね。
すし:まいてほしくないですけどね。
桜田:まいてほしくない!今いい言葉でましたね。こっそり言いましたけど聞いてましたよ。
すし:いや本当に,いつも思ってます。日本の試合の時も。
小山:ね?止まらないところにピンを切るとか,カチカチ山のグリーンとかね。
すし:フェアウエイから打たなきゃ止まらないようなセッティングにしてくれないとですね,あのー差が出ないですね。まあ今日は僕が差が出ちゃったんですけど。
小山:(笑)
桜田:じゃあ明日差を埋めてください。
すし:それはだから,そういう差がでるようなセッティングなんで,僕はまあ満足じゃないですけど,納得のいく。
小山:そうですね。
桜田:自分の今日のゴルフがちゃんといってればこうならなかった,つまりフェアウエイをキープできてればっていう。
すし:そうですね。
小山:あれですよ,寿司さん。ニュージーランド・オープンのチャンピオン,クレイグ・パリーも,10番終わっても5オーバーですから。非常~にむずかしいコンディション。水面は荒れてます,これ。
すし:あー,そうですね。そこ言ってくれると!
小山:分かりやすいでしょ?
すし:まあ,明日勝負がけですからね。
小山:そうです,明日なければもう,荷物まとめて帰らなきゃいけないわけですから。
すし:一着一着勝負ですからね。
小山:そういうことです。だから前半1アンダー,後半1アンダーのトータル6オーバー予選通過と,こういう展開を読んでますけどね,解説の小山は。

【他のプレイヤーについて】

桜田:それともうひとつ聞きたいのは,そのまあ石垣さんの場合は過去にね,アジアに出たときなんか結構有名なプロと回った経験があったりするんで,今本当に旬のヨーロッパの選手と,同じ大会に出てるっていう,この気持ちは今どうなんですかね?
すし:気持ちですか?
桜田:普通の大会とやっぱり違う,なんかこう気持ちっていうのは出てくるもんですか,こういう時ってのは。よーしやっつけてやろうとか。
すし:けどですね,同じ組で回ってないんでね,あの普通ですね,いつもと一緒です。
桜田:いずれはね,もちろんそこにたどり着こうっていうのが,もちろん目標としてあると思いますけどもね。現にジャスティン・ローズなんてのはプロ入りして,全然予選も20試合くらい通れなかった選手が,ここにきて勝っていきなり,エルスだパリーだって,一緒の組で回れるようになっていく訳じゃないですか。
すし:ていうか,僕分かんないんですよ,誰が来てるとか。
小山:あんまり気にしないもんね。
すし:いや,まったく分かんないです。小林くんとかすごかったですけどね,パーティで誰がきてるとか,知らない人の名前までいろいろ知ってました。
小山:じゃあ小林正則さんはいろいろ知ってるわけですね,選手。
すし:知ってましたね,びっくりしてました。
桜田:そうですか,まあでもそこと肩を並べるようなレベルになってくると,知らざるを得なくなる,つまりライバルとして意識せざるを得なくなるでしょうからね。
小山:いや,ならない,ならない。この人はならない。
桜田:だめ?
小山:すしさんはだってすしだから。
桜田:そうなってほしいけどなあ。
すし:僕はですね,やっぱりタケ小山が永遠のライバルですね。
小山:なーに冗談じゃない,全然一緒にゴルフやらないものね,このごろ。
すし:いやもう,本当に。
小山:僕たちの夢は,釧路オープンでまた勝つことだからな。
すし:いやもうそれは本当ですね。
小山:すごい話でね,盛り上がってます。
すし:去年は優勝できなくて,涙が出てきました。
小山:まあ今年,2002年,すしの年ですから。
すし:すしの年?
桜田:あしたじゃあとりあえず目標スコアっていうのを聞いておきましょうか?
すし:目標スコアですか?66。
小山:あーいいねえ。
すし:可能ですね。
小山:可能だね。可能じゃない数字を彼の場合言わないですから。
すし:叶美香さんが,ちょっとファンなんで。
小山:それ全然違うんで。
すし:はい。
小山:じゃあ応援歌歌ってくれということなので。
すし:応援歌があるんですか?
小山:はい。
すし:歌ってくれるんですか?
小山:セブン,セブン,セブン,セブン。セブン,セブン,セブン!
すし:あう~~~!
小山:これやって,これがノリです,大事です,はい。
桜田:これ日本に向けてやってますんでね,今ここで日本の皆さんに叫んだとしても,現地に応援に行ってくれるっていうのは,日本の今見てらっしゃる方の友だちがパースにいるとかっていうことでないと,可能性はないと思いますけども,今日旗を持って応援してくれた人が,明日また帰ってきて。
小山:旗もってたらすごいですね。
桜田:どんどんバーディをね,とって,隠れないで見られるように頑張ってくださいね。
すし:頑張ります。

【今後の予定について】

桜田:そして,この後の予定はどういう風になってますか?
すし:えっとですね,再来週ミャンマー・オープン,インド・オープン。で,シンガポール,マレーシア。
小山:シンガポール,マレーシアまたうちで放送ですから。
すし:あー。
小山:当然今週は予選通ってもらいますから,1週間電話攻撃は続きますけど。
すし:あー,電話攻撃はいいですね。
小山:やっぱ電話です,これね。
桜田:明日,どーんとのばして。できれば写ってほしいなあっていう風に思ってます。
小山:明日は午後のスタートですから写ります。
すし:最終組ですからね,2時ティーオフで。
桜田:そこで,例えば8連続バーディーとかやったら,絶対写りますから。
すし:おー!。
桜田:ね?そりゃそうですよ,もちろん,「おっ,誰か来てますね。スシ?」って現地のレントン・レイドローも叫んで言うこと間違いなしですから。
小山:ヒロカズとかマサノリとか言いづらいもの。スシが一番言いやすいね。
桜田:まあ,あんまり長くなると。このあとまた練習するんですか?それとも休憩ですか,もうこの後は?
すし:僕ですか?いやちょっと今考えてます。
桜田:すいませんね,本当に疲れてるところわざわざ電話もらってありがとうございます。
すし:いやもう,いつでも電話してください。
桜田:あの取りあえずじゃあ,その心意気っていうのをひとつテレビを見てる皆さんに,明日に向けて最後に。
すし:心意気,いいですか?
桜田:はい。
すし:今週はちょっと優勝のチャンスが遠のいてしまいましたが,今年は優勝します!
桜田:はい。
すし:どうだ!
桜田:楽しみに待ってます。
すし:はい。
桜田:じゃあ,まあ明日はプレー中ってことになりますんで,お話を聞けない可能性が高いと思いますけれども,日本の皆さんも本当に応援してファックスなんかもどんどん来てますんでね。
すし:ありがとうございます。
小山:そちらにファックス転送しますから,今日はそれを夜抱いて寝るように。
すし:あー!分かりました。
桜田:このあと話が聞けるかどうか,ちょっと僕らもまだ分かんないんですけど,国吉選手,小林選手,2人にもよろしく伝えてください。
すし:あ,分かりました。
桜田:お願いします。お疲れのところ,本当にどうもありがとうございました。
すし:いえいえ。
桜田:明日66,期待しています。
すし:頑張ります。
桜田:63でもいいです。
すし:あーそうですね。
小山:すしっ!気合いを入れろ!
すし:気合い,入れます。
桜田:はい,すし石垣プロでした。ありがとうございました,どうも。
すし:ありがとうございました。
小山:どうも。
すし:さようなり。

【インタビューを終えて】

桜田:いや本当に楽しい。かなりシャイなんですよね。
小山:いや,かなり今日は落ち込んでますね。
桜田:落ち込んでますね,やっぱりね。だから,くやしさが言葉に出てましたね。かなりね。
小山:かなりね。まあでも,明日やってくれるでしょう。だめならとっとと帰って,ミャンマーです。試合っちゅうのは毎週続くわけですから,これいいですよ。国吉と小林は今週終わったらないわけですから。日本のシーズン始まるまでない訳ですから。石垣はシーズンは始まってるということですから。長い長いシーズンがね。

【少し時間をおいて】

小山:いや,すしファンにはたまらない20分のインタビューでしたね。
桜田:なんかでも,いつもと違うなと思ったのは,旗を持ってきてくださった日本人の方にしても,今までの彼の元気な時だったら,もうちょっと茶化して話してたかなと思ったんですけど。ちょっと本当にショックだったのかなって感じがしたんですよね。
小山:まあ海外に行って,日本人の方が応援についてもらうとね,こんな嬉しいものはないんですね。
桜田:らしいですね。
小山:そりゃあもう嬉しいですよ。

ということで,初日の電話インタビューでした。

小山さんの予言通り,2日目にもし2アンダーで回っていたらトータル6オーバーで楽々予選を通過できるところでした。(予選カットラインは7オーバー)

この後,石垣選手はミャンマー・オープン,インド・オープンと,アジアンPGAツアーのトーナメント2試合に出場した後,2月後半には再びヨーロピアン・ツアーとのジョイントイベントとなる,シンガポール・マスターズ,マレーシア・オープンに出場します。この2試合もゴルフチャンネルが中継をするそうなので,また電話インタビューが聞けるかもしれません。楽しみに待ちましょう。

ジョニーウォーカー・クラシック(1/24-27)

【事前情報】


��月24日から,オーストラリアのパースにあるレイク・キャリンナップCCにおいて,2002年度アジアンPGAツアーの第1戦,ジョニーウォーカー・クラシックが行われます。

昨年行われたBMWアジアンオープン,オメガ香港オープンはヨーロピアンツアーとのジョイントイベントでしたが,今回はさらにオーストラリア・ツアーも含めた3つのツアーの共同開催で,賞金総額130万USドルというビッグイベントとなっています。

昨年優勝のタイガー・ウッズは残念ながら欠場となってしまいましたが,アーニー・エルス,レティーフ・グーセン,セルジオ・ガルシア,ニック・ファルド,アダム、スコット,マイケル・キャンベルといったヨーロピアンツアーのビッグネームがずらりと顔をそろえます。

アジアンPGAツアーからは,昨年の賞金王トンチャイ・ジェイディーを筆頭とする29人の選手が出場します。「ジョニーウォーカー・クラシックは大きなトーナメント。そして私たちアジアのPGA選手の才能を示す,大きな出世のチャンスなのです。」とトンチャイは語っています。[asianpgatour.com]

そして,ジョニーウォーカー・クラシックは,石垣選手にとって2002年の第1戦。石垣選手は,カテゴリー5(アジア・オーストラリアツアーの賞金ランク上位)の資格で出場します。

さらに日本から小林正則,国吉博一の2人が,カテゴリー4(スポンサー招待)で出場します。

今回も,ゴルフチャンネルが4日間とも実況放送をしますので、またまた石垣選手の電話インタビューが聞けるかも知れません。

実況はいつもの薬師寺広アナウンサー。そしてコメンテーターの小山武明さんは、石垣選手の師匠でもあり,イシガキ情報BBSにも時々書き込んでいただいていますので,いろんな話を引き出していただけると思います。

なお、ゴルフチャンネルに、Eメールかファックスで応援メッセージを送ることができます。

��メールの宛先は,gekirei@jctv.co.jp ファックスの宛先は,03ー5410ー2645です。

【直前情報】


いよいよジョニーウォーカー・クラシック開幕の前日となり,ヨーロピアン・ツアーのサイトに,第1日のペアリングとスタート時間が表示されました。石垣選手はインからのスタートで,9:20のようです。

同伴競技者は,David CARTERとNathan GATEHOUSEの二人。

ゴルフチャンネルの生中継は,四日間とも午後3時から7時まで(延長あり)。再放送は,毎日午後10時からです。

電話インタビューもあるらしいので,楽しみです。

【第1日】


インからスタートした石垣選手でしたが,前半は2バーディ,3ボギー,1ダブルボギーという出入りの激しいゴルフ。

そしてアウトの1番では痛恨のトリプルボギーを叩いてしまいます。2番,8番もボギーとして,後半は41。初日のトータルは8オーバーの80となってしまいました。順位は138位タイでした。

待ちに待った初戦ということで,気合いが入りすぎてしまったのでしょうか?(管理人も気合いはいりまくりです。)

明日は大事な2日目。60位以内に入るには,67あるいは66といったチャージが必要な状況になってきました。

なお,ゴルフチャンネルの中継に石垣選手が電話インタビューで登場しました。詳細は週末にアップする予定ですので,お楽しみに。

【第2日】


「アウトとインで1個ずつバーディ,合計2アンダー出せば,予選通過。」と,昨日語っていたのは,ゴルフチャンネルの小山コメンテーター。予言通り2日目もスコアを崩す選手が多く,予選カットラインは7オーバーとなりました。

本当に2アンダーで回っていれば予選を通過できた石垣選手ですが,2日目の今日もスコアがまとまらなかったようです。

アウトからスタートして,いきなりボギー,ボギー,ダブルボギーと荒れるゴルフになりました。アウトを42で折り返したあと,10番でもボギー。11,13,15番ホールでバーディを奪い,インは35(ー1)としたものの,予選通過ラインに6ストローク及びませんでした。

2002年1月2日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

昨年は,石垣聡志応援団@webにおいでいただき,また貴重な情報を数多くお寄せいただき,ありがとうございました。

2001年,石垣選手は戦いの場をアジアに求めて,各国を転戦されました。

その結果,見事に2002年アジアンPGAダビドフツアーの賞金シードを獲得されただけでなく,ヨーロピアンツアーへの道も切り開くことができました。

私たちは,

戦える場所があるなら,どんなフィールドにでも挑戦する。

そんなチャレンジ精神いっぱいの石垣聡志選手を,これまでどおり応援させていただきたいと考えております。

今年も,石垣聡志応援団@webを,どうぞよろしくお願いいたします。

石垣聡志応援団@Web 管理人