ツアートーナメントがお休みなので、今シーズンの石垣選手の、これまでの活躍を振り返りつつ、今後の目標について考えてみました。
すし石垣選手のツアートーナメント部門別データ
すし石垣選手のツアートーナメント年度別大会成績
先々週の日本ゴルフツアー選手権までの7試合では、予選落ちは中日クラウンズのみ、決勝進出した6試合では、最終日はすべてアンダーパーという、粘り強いゴルフを見せてくれました。
獲得賞金は8,758,412円で33位、平均ストロークは70.97で30位です。
UNISYSポイントランキングは483ポイントで、47位。平均ストロークの順位と比べて、ポイントが下がっている原因は、FWキープ率(48.21%で117位)とパーオン率(26.00%で87位タイ)の項目が足を引っ張っていると言えそうです。
ポイントと順位が高いのは、平均パット数(1.7249で3位)と、ドライビングディスタンス(292.90ヤードで12位タイ)の2つです。
決勝ラウンドに入ってから順位を落とすこと無く、上位に食い込んでいけるのは、パットの好調が支えていると言っても良いと思います。
さて、UNISYSポイントで7位につけている石川遼選手は、
オフィシャルサイトで、目標とする数値とその結果を公開しています。石垣選手のデータとともに紹介します。
項目 | 石川選手の目標 | 石川選手の結果 | 石垣選手の結果 |
平均バーディー数 | 4 | 3.92 | 3.54 |
ドライビングディスタンス | 3位以内 | 8位 | 12位タイ |
パーキープ率 | 25位以内 | 22位 | 52位 |
いずれの目標も、石垣選手は石川選手の結果には及びませんが、肘の手術とリハビリからの復帰ということを考えれば、かなり頑張っているなあ、と思います。
次に2人の部門別データをレーダーチャートで比較してみます。
二人のチャートを比較してみると、FWキープ率が低く、平均パット数が少ないという点が共通していますが、石川選手は、イーグル率・パーオン率・パーキープ率の高さで弱点を補っていると言えるかもしれません。
石垣選手が後半戦も上位で活躍し、念願の初優勝を達成するためには、パーオン率・パーキープ率を上げることがカギとなりそうです。
ティーショットがフェアウェイを外しても、どこからでもグリーンに載せて得意のパットでバーディーを奪う、あるいはグリーンを外してもショートゲームでカバーしてパーをキープする、そんなゴルフが見られることを楽しみにしたいと思います。