オメガ香港オープン最終日。この日3アンダーでホールアウトし、トータル8アンダーでトーナメントを終了した石垣選手が、初日に続いて最終日もゴルフチャンネルに電話インタビューで登場しました。
実況はいつもの薬師寺広アナウンサーと、アンディ和田コメンテーターです。
【番組開始から30分ほどして】
薬師寺:今日68、石垣聡志プロは通算8アンダーで上がっていると先程申し上げましたが、もうホールアウトしまして、私たちの電話インタビューに今日ホールアウト後答えて下さいというふうにお願いしています。石垣プロと電話が繋がったようですね。石垣さん、もしもし?
すし:石垣です。薬師寺:お疲れ様でした。
すし:お疲れ様でした。薬師寺:御苦労さまでした、お疲れですか?
すし:今、空港で帰るだけです。薬師寺:あ、もう空港なんですか?
すし:そうです、はい。薬師寺:これから日本ですか?
すし:日本へ帰ります。薬師寺:予選会、ファイナル。
すし:まあ別に、いいんですけど。アンディ:(笑)またそんな。
薬師寺:(笑)なんですかそれは。
すし:僕にはヨーロッパとアジアがあるんでね。ハハハ。薬師寺:何を言ってますか。
すし:いやいやいや。【今日のプレーについて】
薬師寺:今日はどういうプレーだったんでしょうか?
すし:今日ですか?まあ、いつもと変わらず。球が曲がりまくりながらなんとか、うまくしのいだっていう感じですけどね。薬師寺:ま、今日は3ストローク伸ばして、昨日がちょっと残念だったんですかね。
すし:残念ですねー。昨日61くらい出してやろうと思ってたんですけどね。薬師寺:まあ、バーディは4つ来ましたが、ボギーも同じ数来ちゃったんですね、昨日はね。
すし:(笑)来ましたねー、はい。難しいですよ。薬師寺:はい?
すし:たぶん、画面で見るよりは難しいです。薬師寺:あー、そのあたりアンディ和田と一緒にちょっと話していただきますか。
すし:はい。アンディ:石垣さん、どうもお疲れさまです。
すし:あ、どうもお疲れさまですー。アンディ:来週(日本の)予選会があるということで、頑張って下さい。
すし:はい、頑張ります。アンディ:今画面ではオラサバルが13番に立ってるんですけれど、今日は13番でバーディを取ってますよね。
すし:はい、取りましたね。アンディ:これは、石垣さんの攻めとしては、どういうクラブで打ってくるんでしょうか。
すし:ティショット、ドライバーで、セカンド、サンドウエッジですね。アンディ:ああ、じゃあこれバンカー越えのところを、軽いドローで狙ってくると。
すし:バンカー越え?ああ、普通にまっすぐ。薬師寺&アンディ(笑)
すし:右の林にさえ打ち込まなければ、っていう感じで。アンディ:これからリーダーがバック9に入っていくんですけれど。
すし:ああ、はい。アンディ:後半ここから13番以降、鍵となるホールはどのへんでしょうかね?今日のピンの位置からいって。
すし:あ〜、え〜、14番はね、多分バーディ取りづらいと思うんですよ。アンディ:はい。
すし:15番で風のジャッジを間違えずに。16、17ですね、バーディを取るならば。アンディ:うん。
すし:18番は難しいですからね。多分今日アゲンストになってると思うんですけど、僕の力じゃバーディとれてません、まだ。【ヨーロピアンツアーについて】
アンディ:まあ、石垣さんはこれがヨーロピアンツアー2週目ということで、予選を通過してヨーロピアンツアー準メンバーになったということで、これ賞金ランキングに名前が残るんですけど。
すし:はい。アンディ:来年もまた3試合もありますし、日本の出場権はこのあと来週決まると思いますけど。
すし:はい。アンディ:こう、どんどん世界のほうにチャレンジするという気持ちはやっぱりあるんですかね?
すし:ありますねー、あの全英オープンとかチャレンジできるんですよね?確か。アンディ:80位以内ですとOKですね、最終予選からになります。
すし:80位以内なの?そりゃあもちろんチャレンジしますよ。アンディ:頼もしいですね、薬師寺さん。
薬師寺:いやあもう、ぜひ世界に羽ばたいてください。
すし:頼もしくないです、普通です。アンディ:このヨーロピアンツアーの選手と回ってみてどんな感じですか、印象的に。
すし:(笑)ヨーロッパの選手ですか?アンディ:喧嘩しませんでしたか?
すし:今回は、え?喧嘩?喧嘩っすか?喧嘩しそうな雰囲気でしたけどね。アンディ:(笑)
すし:はっはー!薬師寺:えっ、喧嘩っぱやいんですか?
すし:いやいや、そんなことないすけど。薬師寺:ちょっとすみません石垣さん、1回コマーシャル入ります。
すし:あ、はい。薬師寺:すみません、お待ち下さい。
【コマーシャル明け】
��8番ホール、先週の優勝者ヤルモ・サンデリンのバーディパットのシーン。
薬師寺:(18番は)バーディはなかなか取れないと言っていた石垣プロですが、サンデリンはバーディで締めくくりました。石垣さん、お待たせしました。
すし:は、はい。薬師寺:どうもー。空港からお電話いただいています、すみません。
すし:はい、お金かかってます、はい。薬師寺:あ、すみませんでした。(笑)本当にすみません。あの、コースの話が途中になったんですが。
すし:はい?薬師寺:はい、コースの今日の攻め方も含めてですけど、ちょっと途中になったんで、ちょっとアンディ和田と締めくくって下さい。
アンディ:あの、先週のグリーンと今週に比べて、どうでしょうか。まあオラサバルなんか両方、先週に続いて今週も上位に入っているんですけど。
すし:あー、はい。アンディ:今週のほうが読みやすいとか、止まりやすいとかないですか?そういうのは。
すし:止まりやすいというのはですね、夜、毎日夜雨降ってたみたいなんですよ。アンディ:はい。
すし:いくらか、練習ラウンドとかよりは止まってたから、その辺はちょっとやさしく感じるんでしょうけど。一番難しいのは、毎ホール風が違うっていうのが、一番難しいですね。アンディ:ああ、なるほど。
すし:なんか変なんですよ。折り返したホールでも同じ風が吹いていたりとか。アンディ:あー、行って帰ってくるホールが、これはアゲンストだから次はフォローかなと思ったら、もう一回アゲンストだったりする訳ですね。
すし:ええ、何だこれはと。アンディ:(笑)それは日頃の行いがやっぱり関係してくるんじゃないでしょうかね。
すし:(笑)みんなそうなんですよ。アンディ:あ、そうですか。
薬師寺:これ、グリーンというのは石垣さん、先週のなんか台湾はバリバリの、なんかグリーンだったように思うんですけど、今週はどうなんですか、比較的。
すし:今回もですね、多分画面で見るときれいに見えませんかね?薬師寺:えー、見えますよ。
すし:けどやっぱ、実際こうねプレーしてみると、芝目もバッチリありまして。薬師寺:ええ。
すし:まあ見てすぐ、ああこっちから目が来てるなっていうのが、分かるんでまだいいんですけど、ホールによってはもうなんか変な、ゴチャゴチャな芝目があったりして、良く分からないとこがあるんですけど。薬師寺:うーん。
すし:18番とかなんかは、結構分かりやすいですね、あの池のほうに向かって。【ヨーロピアンツアーの選手について】
薬師寺:なるほど。あのこういうジョイントイベントって、ヨーロッパとアジアと、ここ増えて来たんですけども。あのアジアで戦っている石垣プロにしてみると、地元の大会ということじゃないですか。
すし:地元?薬師寺:地元というか、ねえ。ゲストでヨーロッパの選手を呼んでるような感じじゃないですか。
すし:あー。薬師寺:でも上位に来てるのはヨーロッパの選手が来てると。
すし:はい。薬師寺:この、言い方悪いですけど力の差っていうのはどこなんですか?
すし:なんですかね?確かに、もうなんか予選カットラインとかも、だいぶ初日の状況とか見ても、2日目スコアが上がってたりとか、まあなんか知らないですけど上手いすね、みんなね。アンディ:(笑)
薬師寺:なんか知らないけど、ヨーロッパの選手って世界を各国転戦して戦って来てるんで。私なんかも分析するとしたら、こう適応性というんですか、よく風も芝も攻め方も、もういろんな技を持ってる。引き出しいっぱい持ってるというような紹介するんですが、そういう印象お持ちですか?
すし:そういうのはすごい感じますねやっぱり。あのなんか、アジアの選手もそのはずなんですけどね。薬師寺:ええ。
すし:ショットの力がまず違いますかね。薬師寺:ほう。
すし:アジアの選手、結構。まあ言い方悪いですけど(スイングが)「なんだこりゃ!」ってのが結構いたりするんですけど。アンディ:(笑)
すし:まあアンディさんもね、それ感じると思うんですけど。アンディ:(笑)僕もそのひとりでしたから。
すし:あーそう。そんなことないじゃないすか!えー、ヨーロッパの人は結構いいスイングはする人多いかなって、僕は感じますけどね。アンディ:うんなるほど。
薬師寺:まあ4日間戦ってくると、結果的に上にヨーロッパの選手が増えてくると。
すし:それはそうだと思いますね。薬師寺:そういうことなんですかね。石垣さんは目標は、来シーズンになるのか今シーズンになるのか、もうどういうところにおいていらっしゃるんですか?
すし:やっぱり全英オープン出たいですね。薬師寺:なるほど。
すし:はい、まず。薬師寺:メジャー。で、アジアで戦うとチャンスも広がりますよね、それ80位までの選手は。
すし:はい。薬師寺:全英ファイナルから予選会行けると、いうことですから、ねえ。
すし:はい。【なぜスシなのか】
アンディ:石垣さん、ゴルフチャンネルファン、長い間ゴルフチャンネルファンでいただいている方には、石垣聡志というのは結構有名なんですけれど。最近からゴルフチャンネルのファンになったという方のために、自分でちょっと「なぜスシなのか?とか、その辺ちょっと説明していただければと思います。
すし:スシですか?アンディ:あと、これまでの日本でのプロフィールというんですか、簡単なものを説明していただければ。アピール、アピールね!30秒くらいで、どうでしょう。
すし:スシというのはですね、アンディ和田がつけたんですけども、実は。アンディ:(笑)
すし:あのー、やっぱSATOSHIって言いづらいんでね、海外へ行くとSUSHIだと日本人って分かるし、簡単に覚えやすいんでSUSHI ISHIGAKIと。まあだいたい海外の試合へ行くと、みんなSUSHI,SUSHIって。日本の選手も呼んでくれるんですけどね、最近は。薬師寺:うーん。
すし:まあ、日本もスシでそろそろエントリーしようかなという。薬師寺:あ、そういう気持ちあるんですか?
すし:もちろんですね。薬師寺:あーそうですか。
すし:寿司屋とは関係ないですけどね。お寿司は好きですけども。薬師寺:まあ、じゃあSUSHI ISHIGAKIでアジアのほうではすっかりお馴染みになってきたと、いうことですね?
すし:まあ、ちょっとだけ。はい。アンディ:これは1番ティで呼ばれる時は、もちろんスシ・イシガキとくるわけですか?
すし:(スタート係が)スシは言うんですけど、イシガハとか、なんかよく分かんない。アンディ:(笑)
すし:イシゲキとか、分かんないこと言われますけどね。アンディ:今週ヨーロッパの選手にこう、からかわれたことはありますか?名前で。
すし:あ、あのね。あの〜何でしたっけ、マイケル・キャンベル?アンディ:はい。
すし:先週ちょっと練習した時、すぐ隣で一緒だったんですけど、まあいつも通り挨拶「はい、スシです」と言ったら、「スシ!?スシって食い物じゃねえか」と。アンディ:(笑)
すし:日本の寿司じゃねえかと、いう感じでちょっと笑ってましたけど、多分それはすぐ覚えたんじゃないですかね。【プロフィールの紹介など】
薬師寺:うーん、それいいですよね。あの、石垣さんからプロフィール言いにくいでしょうから、私が簡単にプロフィールご紹介しますと、74年の2月18日生まれ。プロ合格は97年、3回目の受験。埼玉蕨(わらび)高校、生徒会長。でしたよね?
すし:(生徒会長は)中学校です。高校がワラビ高校で、小学校がゼンマイ小なんですよ。薬師寺&アンディ:(爆笑)
すし:いやホントなんですよ!薬師寺:まあ蕨高校、進学校でありながら、プロゴルファーになって進学率落としてしまったというのは、石垣さんでしたよね、確か。
すし:0.1パーセント落としました。薬師寺:落としてしまったんですね。で、99年チャレンジツアーでしたっけ、98年?99年でしたよね。あの5位以内(3位以内の間違い)にフィニッシュすれば、翌年のレギュラーに上がると。それで去年、日本のレギュラーで戦ってらっしゃってシード落として。で、アジアの予選会受けて、今年はアジア参戦と、いうことですね。
すし:はい。薬師寺:でまた日本の予選会ファイナルまた受けて、日本に戻ろうと。
すし:いや、戻ろうとは思ってないです。薬師寺:ああ、できればアジアで戦って、ヨーロッパにも入っていけるチャンスがあるなら。まあ、戦える場所があるならどこでも行ってやろうと。
すし:あーもう、おっしゃる通りです。薬師寺:ガッツあふれる若者と、いうご紹介でよろしいですか?
すし:ガッツはあるけど、金はない。薬師寺&アンディ:(笑)
薬師寺:で、ラーメンがお好きだというふうに聞いてます。
すし:(笑)薬師寺:まあ今空港のようなんで、もうこれ以上時間延ばすこともちょっと悪いですから、そろそろ終わりにしたいと思うんですけども。
すし:はい。薬師寺:取りあえず、日本に帰られて予選会。ぜひあのフィーバーして下さい。
すし:フィーバー?まあ予選会はちょこちょこやって。薬師寺:ちょこちょこ...
すし:試合でフィーバー?薬師寺:そうですね。
すし:やりたいですね。薬師寺:じゃあこれから私たち、優勝者が決まるまでゆっくりと日本の皆様にお伝えしていきます。
すし:わかりました。薬師寺:石垣さんが通算8アンダーで上がったというのをみなさんにお伝えして。まあ、アジアの地で日本人選手も頑張ってるという、元気な声をお届けしましたんで。
すし:はい。薬師寺:気をつけてお帰り下さい。
すし:はい、有り難うございます。薬師寺:また、日本のトーナメント会場なんかで、石垣プロを見かけられましたら、日本の方々にね、声かけていただいて。
すし:もうね、どんどん声かけて下さい。薬師寺:はい。
すし:もうねー、ハッスル、ハッスルですからね、そしたら。薬師寺:どうも今日はありがとうございました。
すし:いいえ、ありがとうございました。薬師寺:失礼いたします。
すし:さようなり〜。ということで、4日間のプレーを終えた安心感からか、いつにもまして石垣節が冴えまくっていましたね。ゴルフチャンネルの薬師寺さん、アンディ和田さん、どうもありがとうございました。